食育

food education

心とからだを育てる給食

保育園の給食は美味しくて栄養満点!それは給食をつくるうえでとても大切な目標ですが、ただ食べていればよい、だけではないのが保育園の給食です。

『食べることは生きること。食の取り組みを通して豊かに生きていくための土台を育む』

『保育の一環として食に関わり、健康で文化的な生活を送れる子を育てる』

その子が豊かで健康的な食生活を送れるよう、一生の食の土台をつくるとても大事な役割があると考えています。食べることは保育そのもの。

こどもたちの「おいしかった!また食べたい!」という笑顔のために、保育士と連携をとりながら試行錯誤の毎日です。

保育園の給食で大切にしていること

01

一日に必要な栄養素の半分がとれることを目標にした献立

一汁二菜の和食中心で、幼児も炊きたてのあったかいごはんを食べています。

食材はできる限り国産のものを使い、調味料も保存料などが使われていないものを選んでいます。ドレッシングやカレーのルゥ、ホワイトソースも手作りします。

旬の食材を使い、素材のうまみをしっかり感じられる薄味でおいしく食べられる工夫をしています。

02

離乳食もすべて手作り

栄養士が園独自の献立をたてて月齢に応じた離乳食をつくっています。

生後5カ月前後になると、母乳・ミルク以外のものを初めて口にします。

はじめての食べものとの出会いを大切に、心と時間をかけ、丁寧につくります。(初めての食材は保育園で食べる前におうちで一度試してもらいます。アレルギー対策になります)。

食べる時も、口に入れ込むのではなく、自分のペースで、自分の唇と舌とでとりこめるように援助します。 素材も様々! 味覚の幅が広がります!

~6カ月頃 ごっくん期 トロトロ状 野菜本来の味を覚えます。

7~8カ月頃 もぐもぐ期 5~8mm角 週一回白身魚がでます。

9~11カ月 かみかみ期 1cm角野菜 スティック 少量の醤油で味付け。 

03

しっかり噛んで食べることができるように

離乳食で、しっかり咀嚼嚥下の土台を育てます。

根菜類や昆布、スルメなどもしっかり噛んで味わうことができるようになります。

とはいえ、乳幼児の誤嚥事故を予防するために、ミニトマトや大粒のブドウは食べやすい大きさに切る、0歳児1歳児には、白玉団子の代わりに焼き芋を提供するなどの配慮も行っています。

04

食物アレルギーに対応

食物アレルギーの原因となる食材の除去が必要な場合には医師の指示に基づいて個別に対応します。

食物アレルギーのある子供も、友だちと同じものが食べられる喜びを感じて欲しいという願いが、卵や乳製品を使わない献立の工夫や、食材や調味料選びのこだわりに繋がっています。

アレルギーのある子には色付きのおぼんを添えて配膳ミスのないように対応しています。

05

食を通して文化を伝える

日本に昔から伝わっている行事食や郷土料理を献立に取り入れ、そこに込められた意味や願いを伝えていきたいと思っています。

うんどう会頑張ったパーティーやクリスマス会などはこどもも大人もとても楽しみにしています。給食は保育の取り組みを盛り上げる役割も担っています。

スーパーに行けばいつでも何でも手に入る時代。食卓から季節感が失われつつありますが、旬の食材はおいしいし栄養も満点!給食で季節を感じられることも大切にしたいと考えています。

06

食器選び

食器は割れにくい強化磁器を使用し、プラスチックやステンレスの食器とは違う温かみのある食卓づくりをしています。ご飯や汁物は保温性の高い食缶で提供し、みんながあったかい給食を食べられるようにしています。

口腔機能や手指の発達に応じた食具を選び、子どもたちに渡しています。離乳食の時は口や下の動きに応じたスプーンを使い分けています。自分で食べられるようになったら持ち手が太くて持ちやすいスプーンを。

手指がしっかり育ってきたら、竹の箸を。和食文化の中心となるお箸を上手に使って食べられるようになって欲しいと思っています。

07

栽培・クッキング

自分で育て、収穫して、調理。そしてみんなで一緒に食べる。こどもの育つ力、生きる力を最大限に伸ばしてくれる取り組みです。「またやりたい!」という子どもたちの笑顔のために、おいしく安全に取り組みます。

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