「運動会 物語③ ~4歳児 ひまわり組編~」
我園には「○歳児は▲▲をしましょう!」と決まっていることは一つもなく、毎年担任が春からあれこれしながら育てたい内容に応えられる活動を選びぬいていきます。
4歳児の競技に毎年でてくる“のぼり棒”も同様。
みんなが精一杯の力を出し切って仲間とともにやり切れる競技?本当に育てたい力がつく課題?
担任間でじっくり「願い」を話すことから取り組みがはじまります。
🌻ひまわりの願い2023🌻はー・・・
「ひとつのことを粘り強く取り組む力と、自分への手ごたえを感じさせたい」
「夢中になれる競技の中で、勝ちたい!と思える心(=意欲)を育て、みんなで達成感を感じたい」!!
よっしゃー!
すぐには達成できない課題だけど“みんな”が同じ目標に向かう、その過程を大切にしようと登り棒への挑戦、ボール運び、バトンリレーを競技とし、本腰をいれ取り組みを始めた訳ですが・・
すんなり競技が成立するとはいかず・・・(予想通り!)
毎日「やらん」「できん」の声が飛び交います。葛藤の嵐です。
でも、その葛藤の過程がこそが学び。
友だちの気持ちに寄り添ったり、求められたり、涙したり・・2歩進んで3歩下って・・のような日々。
その事実に向き合いながら“じゃあどうする?”をみんなで考えながら一歩一歩進みます。
汗も涙も流しまくるひまわりの応援団の一人はおうちの人。
おたよりでこどもたちがモメたこと、個々の葛藤の姿を伝えると、次の日のノートで、どの子も我が子のように応援して下さる保護者の皆さん。
大きな後押しをもらい連日「○○ちゃんが登れたーー!」とみんなで雄たけびを上げたり、手の肉刺を誇らしそうに見せてくれたり、夢中になりはじめたこどもたちの勢いはすごい!!
当日は初めて一番上までのぼり棒を登れたり、リレーではチームの友だちのことを“みんな”が応援していたり、アクシデントが起きると助けに行く関わりが見られたり、その度に担任も心が震えておりました。
もっともっとを求めるこどもたち。今のブームは、運動会で年長が取り組んだ「うんてい」!力は無限大じゃねーー!ブラボー!