◆平和のつどいをひらいたよ 第2部

第2部は幼児組で集まって森本マリアさんによるブラックシアターを観ました。

「目を閉じて77年前にトンネルを走って行くよ。走れ~!」というマリアさんの言葉にタイムスリップした子どもたち。手作りの光る紙芝居で当時の暮らしのことを教えてくださったり、原爆症で亡くなった女の子の話を子どもたちに問いかけながら話してくださいました。

紙芝居の後も特攻隊で出陣した人の実際に使っていた義手や、戦闘機のモデル、兵隊さんが出征するときにかぶる帽子を見せてくださったり、千人針と言って兵隊さんの無事を祈るために送った腰巻の話なども聞かせてくださいました。

77年前の日常を感じた子どもたち。たいようさんは次の日聞いたこと、観た事、印象に残ったことを絵にしていました。実際に起こったことを聞いたり、観たりできたことは子どもたちの心にもとっても響いた様子。

マリアさんも、保育園の子どもたちがこんなに戦争のこと、平和のことを学んでいることに感動されて「もっと一緒におりたい。時間よ、戻れ!」と言われるほど。さよならを惜しみ、また会う約束をしたのでした。

平和を願い伝えるマリアさんと、保育園で平和を考えている子どもたちがこうやって出会い、一緒の場で同じ思いになって会話したり、次に会おうと約束できるってなんだかほっこりするひとときでした。子どもたちの平和の発表、88歳のマリアさんの元気さ、それを見て私たちも考えさせられます。守っていくもの、新しく作りたいもの、子どもとともにこれからも考え、それを通じて今回のように出会いも大切にしていきたいです。

 

 

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