今年の年長たいようぐみの大壁画。絵の中にもスローガンが書いてありますが、「さくせんかんがえて、ほんきでもりあがるたのしいさいごのうんどうかい」
そのとおり、毎日毎日チームが勝つためだけじゃなく、同じチームの仲間がどうやったら、一生懸命本気で頑張れるか、順番決めや、教え合いがありました。
ここには書いてないスローガンですが、「れんしゅうしてじしんをつける」というスローガンが実はもう一つありました。運動会前日も昼寝から起きて一人自分から逆上がりの練習に向かう男の子の姿がありました。運動会の時にできるかどうか不安な気持ちを、練習を何回もして、できる気持ちになれるようにがんばっている姿。本番その子もさかあがり成功。努力が実を結んでこちらが胸があつくなりました。
1歳児のいちごさんはかぶを抜いておじいさんのところに届け、大きな鍋でぐつぐつ。いい表情でかぶを抜いています。
同じく1歳児のきいちごさんは大好きな電車をめがけて山越え、ともだちや先生と繋がることが楽しくて仕方ない!
2歳児あおりんごさんは、そんごくうのアイテムをもらい、いろんなクラスにもらった喜びを伝えにきてくれました。
「力がわいてくる!」と身体いっぱいに喜びがあふれていました。
もう一つの2歳児あかりんごさんは消防署に行き、本物の消防士さんにあこがれ、出動要請がかかるたびに、はりきっって消火活動に向かう姿がかっこよかったですよ。
こちらは3歳児うみぐみ。じごくのそうべいの世界で針山からぽっくりをはいて逃げ出す修業中。えんま大王や鬼たちとのつなひき対決に当日見事勝利して、地獄から抜け出すことができました。
もう一つの3歳児のやまぐみは忍者になり、大事にしている「やまぐみハウス」を赤忍者から取り返すべく、見つからないようにすばやく動き、班のみんなで隠れ身の術をしたり。取り返した時の子どもたちが何とも言えない喜びようでした。
4歳児のそらぐみはのぼり棒全員当日に登ることができましたが、なんといっても負けてくやし涙が出る子もいたり、友だちを最後まで応援する姿があったり、自分のことだけじゃなく、チームや友だちに気持ちが向けられる子どもたちになってきていることが嬉しい成長でした。
5歳児たいようさんは楽しい楽しい台風の目が本番は勝ちたくて仕方がない、本気の台風の目になっていて、赤、青どっちも勝ちの本気の勝負になっていました。さかあがりや連続さかあがりにも毎日挑戦し、チームみんなでどれだけ点数が取れるか大盛り上がりの競技になったり、スケーターやリレーも全員本気で向かえる身体と心が育ちました。
その過程では、なかなか本気になれない友だちがどうやったら本気になれるか、子ども同士がぶつかったり、涙した日ももちろんありましたが、そのたびに素直に思ったことを伝え合う、それに諦めずに向かう姿が今年のたいようさんはとても印象的でした。
運動会実行委員の保護者の方が子どもたちのために作ってくれたがんばったメダル。
乳児さんは当日いつもと違った姿もありながらどのクラスも楽しんでいる様子が見てもらえ、幼児さんはあかもあおもどっちも優勝で大喜び。いい表情をして帰っていく子どもたちの姿が素敵でした。
どうしたら子どもたちがもっと楽しめるか、本気になれるか、友だち同士つながれるか、などたくさん悩み試行錯誤した1か月。
保育園中でどのクラスのことも考えて、子どもたちの成長を喜び合う姿がありました。
まだまだ園庭ではリレーを楽しむ子どもたちの姿も。運動会は通過点ですね。