◆自分の鬼はなんだろう?

2月2日節分前日。園内には節分製作がどこもかしこも並び、クラスでも「自分の鬼はなんだろう?」「クラスみんなの鬼はなんだろう??」「春を迎えるために、しっかりみんなで鬼やっつけようね。」と考える姿がありました。


いよいよ節分当日の朝。「先生、鬼って今日やっぱり来るよね??」と不安そうな子、いつもどおり元気に登園してくる子様々。そわそわした保育園でした。
そんな園内にやってきたのが、春の装いのお福さん。乳児組には大きなお守り、幼児組さんには大きな豆やいわしを各クラスに届けてくれました。「これで鬼がきても大丈夫だね」と安心しているところ、乳児組の廊下からすぐに鬼がやってきたのです。

乳児さんはさすがに怖くて涙涙の子、キョトンとしている子がたくさんいましたが、2歳児クラスになると自分の鬼がわかり、「もう自分でリュックを背負ってきます!!」と鬼の前で宣言する子もたくさんいました。

幼児さんになると、どの子も怖いけど、覚悟を決めた!とばかりに自分の鬼を宣言して、おなかから鬼をとってください!と立ち向かう姿がたくさんありました。

全クラスに周った鬼ですが、なかなか帰らず、園庭へ。鬼の行方が心配などのクラスも、回廊に出てきて様子を伺っていました。そして、そこに来たのが年長たいようぐみ。怖くて部屋から出てきていない友だちもいましたが、その子も呼んできて、みんなで鬼の周りを囲みました。

2番目に大きいそらぐみさんも逃げることもなく、その様子をじっと見守りました。
全園児、職員からの「たいようさん、がんばれ~!」の声に後押しされ、たいようさんも奮起!みんなで「帰ってください!!」と大きな声で言い、どんどん玄関のほうに追い込むと、鬼もとうとうその気持ちに負けて帰っていきました。

「もう行ったかね??」と玄関のほうを心配そうに見つめる3歳児。園長先生がひいらぎ片手に帰ったのを確認しにいき、帰ったことがわかると、みんなで大喜び!!緊張の糸がとけて涙をする年長さんもいましたが、⑪小さいクラスから「たいようさんありがとう!!」と言われる年長さんはとっても誇らしげな表情でした。

もうすぐ1年生になるたいようさん。保育園のみんなを守ってくれてありがとう!!小さいクラスの子どもたちもそんなたいようさんの姿を見ながらまた感じるものがあったでしょうね。

 

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