◆運動会は大事な育ちの場

コロナの影響で、当初は運動会ができるのか、できても幼児組だけになるかな…と考えていましたが、職員で何度も何度も話し合いを重ね、やっぱり子どもたちの育ちを考えると、運動会を全学年したい!と決めて取り組んだ今年の運動会。

乳児の部、幼児の部に分けて家族の方、2名ずつ観覧、当日はマスクに、消毒はもちろん、体調チェック表を来る人みんなに書いてきてもらっての入場となりました。

1歳児のいちごぐみは、ねずみになって、よじのっぼたりして、畑へ。そこに植えてある大きなかぶをうんとこしょとみんなでひっぱり、みごとゲットした運動会でした。給食の中にかぶが入っていたら大喜びで食べたり、1年前とは違って遊びや生活の中でも、大きなかぶをイメージできるようになりました。

5歳児たいようぐみは、リレーと3種バトル。なかなか力が入らずのクラスの雰囲気だった当初。そして種目もなかなか決まらずでした。

さかあがりリレー、ボール送り、台風の目と種目が決まっても子どもたちが分かりやすいルール作りの試行錯誤の毎日。そして負けばかり続いた青チームが「チーム替えをしてほしい。」、と本番1週間前にチームを変えたりいろんなドラマがありました。

そして迎えた本番は、どちらが勝つか分からない接戦で、子どもたちの本気が見えるようになりました。

2歳児あかりんご組の男の子の運動会あけの描画。

運動会ではかっぱのかっぺいに憧れ、きゅうりじじいにきゅうりをとってほしいと頼まれ、きゅうりを取りに行ったあかりんごかっぺいたち。

「○○ちゃんのキュウリ」「○○先生のキュウリ」「僕のキュウリ」、とたくさんきゅうりとクラスのみんなを描きました。2カ月前に入園して来たときは、「おうちがいい」と言っていたこの子も、クラスが安心できて、友だちや先生が大好きになったことがわかる絵です。

2歳児あおりんごぐみの女の子は、「これが、橋、がらがらどん・・・」と1枚だけには描き切れず、2枚描いた絵を「描いたよ~」と担任の先生やお友達に嬉しそうに見せにいってました。運動会での取り組みは、伝えたいことがいっぱいです。

3歳児のうみぐみの男の子の絵。

1枚目は、同じ3歳児やまぐみとうみやま対決と称して、コーンを回るりれーをした絵。

「うみやま対決ってめっちゃおもしろいやつ。だってめっちゃかっこいいんだもん。」「あっ、これじゃー友だちが描けん」と2枚目も描き、「みんなが応援してる。ままごと班だけ勝つのはさびしかった。全員で6つ勝つのがよ かった。」と負けたのはくやしかったけど、みんなでリレー頑張ったことを描いていました。

運動会をとおして、どの子も今まで以上に友だちを感じ、勝ち負けを経験する中で、友だちに思いを伝えたり、友だちの思いを知ったり。うんどうかいはやはり大事な育ちの場、とつくづく感じています。

 

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