◆節分といえば…

1月末、お面をかぶったり、豆を入れるバックを手にもったりしながら子どもたちが保育園をお散歩している姿があちこちにありました。

そう、もうすぐ節分です。乳児のクラスでは鬼に扮した先生に豆をなげるごっこ遊びをしたり、2歳児クラスや幼児さんになると、自分の中の鬼(なおしたいところ)は何だろう?と考える機会をもったり、大事な節目になる節分の日です。

2月3日  保育園にも節分のつどいでお福さんがやってきてくれ鬼退治のため豆もまいてくれました。

しかしお福さんが帰った後にやってきたのは3匹の鬼たち‼回廊を上がってきて、向かうのは2階の乳児組。

 

どのクラスの子どもたちも怖い怖い鬼たちに涙、涙でしたが、新聞紙で作った豆を投げ、鬼を追い払いました。1歳児クラスの男の子はまだまだ言葉で全部伝えるのは難しいけど、おなかを見せて鬼におなかの鬼をとってもらった、とジェスチャーで教えてくれたり、2歳児クラスはこの日苦手な野菜を食べたり、全員自分で昼寝を自分だけでできたり。おなかの鬼をやっつけたい気持ちが子どもたちの中にでき、節目の日になった子も多かったようです。

  1. 乳児クラスの後は、ついに1階に鬼たちが降りてきました。それぞれのクラスにやってきた鬼たちにおなかの鬼を一人ずつ宣言してとってもらい怖いけど鬼を追い出しました。

これは3歳うみぐみ。鬼がクラスからさった後心配で外を見ています。

3匹の鬼たちが年長たいようぐみに最後集まっていましたが、たいようさんが1人ずつ鬼を取ってもらった後、向かった先は園庭。

その時園庭を囲むスロープには0歳児さくらんぼさんが遊んでいました。

「ダメ~!!そっちはあかちゃんぐみがおる~‼」と、たいようさん。はだしで必死に追いかける28人。鬼が来たらどうやって追い出すかの作戦を考えていたたいようぐみは、七頭舞の太刀を持ち、踊る2人、そして、豆を投げる子一人、そしてみんなで手をつなぎ、鬼を追い込みます。

「ダンツコツコツコダンツコダン」と繰り返しみんなで声を出し合いながら、七頭舞を踊る2人をはげまし、

気づいたら、年中そらぐみもクラスの前で七頭舞を踊り応援し、2階ではスロープから乳児組さんもみんなで声を出して園中でたいようさんへの応援が広がっていました。

なかなか出ていこうとしない鬼たちに歯をくいしばり、踊り、豆を投げ、手をつないでうたいつづけたたいようぐみ。


最後は太刀の光りに目がくらんだ鬼がよろめいた瞬間に豆があたり、鬼は園庭から出て行きました。
その後「わ~ん‼」と大きな声で泣くのを我慢していた子どもたちの安心の涙と抱き合う姿が。

鬼が出ていったあと、たいようぐみに駆け寄る3歳児クラスの目にも涙。

そして4歳そらぐみとは、「来年は頼んだよ!」「まかせといて!」とやりとりもありました。

2階の乳児組さんからも「たいようさん、本当にありがと~~‼」と感謝の声がたくさん!!

保育園を守ってくれたたいようさんたち、かっこよすぎでした‼

たいようさんへあこがれ、その後「先生、七頭舞れんしゅうしよ」と3歳児の子は言っていたそうですよ。

3歳児のうみぐみさんが節分の会の後すぐに描いた描画です。「もうこないでください」と描かれていますね(笑)

年長さんが描いた描画です。少しだけお話を紹介。

「白と赤が先に園庭飛び出して赤ちゃんぐみをねらっとった。豆を投げてダンツコ(七頭舞)して皆が手をつないで帰ってくださいって言った。終わったら怖かったけ、泣いたんよ。」

「園庭でダンツコしよったら涙とまってきたんよ。だってさ、もうちょっとで追い出せそうだなって思って。ダンツコをひさしとゆめとがどんどん踊ってくれて、花園が豆を投げてくれて本当によかった」


「鬼が逃げましたよ~って言った時はめちゃくちゃ嬉しかった。春きたら桜咲くよ。さくらんぼもできるね。

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